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本学では、起業マインドを持った人材を育成し、地域の活性化と山形県の課題解決に寄与する人材を育成することを目的に「山形県寄附講座 起業マインド育成講座」を設置し、今年度から新科目「アントレプレナーシップ演習」を開講しています。
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秋学期授業4回目の10月23日(水)は、こうふぐらし研究所所長の稲生えり氏に授業を行っていただきました。はじめに稲生氏は、「起業マインドを身に着けることで“生き抜く力”があがる」と話し、山梨で行っている事業事例や「甲府をデザインからもっとすきになる“コウフシンボル500プロジェクト”」に携わったことなどを紹介しました。
続いて「起業するしないに関わらずせっかくなら幸せを作って欲しい。また起業するリスクをとるなら幸せになるしかないというスタンスを忘れないで欲しい」と話し、幸せになるためのキーワードとして「地域(環境や地域に目を向けて、今いるところが幸せの出発点)、ジブンゴト(自分の価値観や幸せを知る)、ワクワク(数字や損得では計れない感情を大切にする)」をあげました。
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授業の後半は、自分が今後やりたいことや今はまっていること、経験などを個人でワークシートに書き起こし、自己分析した結果を踏まえ次にどんなアクションを起こしていくかなどをグループで話し合いました。
稲生氏は、「自分を知ってもらうことでなにか次につながるのではないかと思い、今回のようなグループワークを行った。(今後)やりたいことが見つかった時は誰かに話してやってみること、またすぐにやりたいことがなくても、誰かのやりたいことを仲間として応援してみることで、自分の経験値もあがる」と語りました。
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アントレプレナーシップ演習は、次回以降もさまざまな外部講師をお迎えして、学生たちに話をしていただきます。今後の授業がますます楽しみです!