東北公益文科大学では、プロジェクト型応用演習「POSデータ分析で売場改善」(担当:神田直弥 学長?教授、松尾慎太郎 准教授)を開講しています。
これまでの授業では、庄内地域を中心にホームセンターを運営する株式会社チャンピオン酒田店の実際の売り上げ個数?価格等のPOSデータを大学に提供いただき、True Dataが提供する統計化した全国購買データとの比較?分析を実施。昨年12月には、株式会社チャンピオン酒田店の協力のもと、12月20日から31日の間実際に年末商戦の催事コーナーにて学生が考案した売場が展開され、前年を超える売り上げを達成しました。年明けに実際の売り上げデータをもとに効果測定を行い、売れた商品と売れなかった商品の要因を分析し、振り返りを行いました。
2025年2月3日(月)は、最終成果報告会を行い、チャンピオンの髙橋社長、True Dataのデータアナリスト、サンロクの職員を前に、これまでの取り組みの成果を3グループ(バス?トイレ用品、キッチン用品、お菓子)に分かれ発表しました。
学生たちは発表で「全体的には売り上げが前年よりも上がったが、ジャンル分けをして比較してみると売れた商品に偏りがあった」「スーパーやドラッグストアで買い物した際に、商品棚のPOPにどのような工夫がされているか研究をしたが、POPを効果的に活用しながら売り出すにはコツが必要だと感じた」「商品を販売する際には、販売者と消費者両方の視点で考えることが重要だと学んだ」などと話し、様々な工夫を凝らしながら演習に取り組んだ様子を伺うことができました。
また演習の様子は、株式会社True Data様のホームページでも紹介していただきましたので、ぜひそちらもご覧ください。
株式会社True Data様のホームページはこちら
学生たちは実際の購買データを活用し、分析?検証をすることで、データを利活用していく上での手法や知識を深め、その先の課題解決の糸口を探ることができたと思います。本学では今後も地域をフィールドとした学際的な学びを通じ、社会課題の解決に果敢に挑戦する人材の育成してまいります。